転職したら社畜製造工場のブラック企業だった

時代遅れのRegain男

24時間戦えますか～ビジネスマ～ン！ビジネスマ～ン

このＣＭ覚えていますか？日本のサラリーマンの過酷な労働をささえるエナジードリンク“Regain”のCM曲です

完全に法令違反ですね

今では信じられないですが、24時間働き続けるほど忙しい人がカッコイイとされていた時代です

寝る時間もないほど忙しい＝できる男（ビジネスマン）

という構図です

よく海外からクレイジーと評される日本の価値観です

働きバチどころか会社の奴隷です

当時は企業戦士、ビジネスマンと呼ばれサラリーマンとは一線を画す存在でした

そんな古き良き価値観が根付いているCEOはまさにRegain男

価値観・人生観の押し付け

“皆な自分のように社長になりたがっている“

サラリーマンの目指すところは“社長”だと信じて疑わない人たちがこの世に存在します

CEOがまさにそれ

広告代理店出身だから余計にそうなのかもしれません

“死ぬほど働いて思いっきり遊べ“と教えられたからなのか

生活に必要な分だけ働いてほかの時間を自由につかうという生き方が選択肢に無いのです

それどころが他の価値観・人生観を受け入れない、負け犬と決めつけてくるのです

自分の墓を掘る

2年間勤めていた会社でしたが、2年連続で健康診断で胃に異常が見つかり

要精密検査となりました

「胃の中が3ヵ所切れてます」

と言われてモニターで見せてもらいました

まるでカッターで切ったかのように切り口から血が流れだしているのをみて

すべてがあほくさくなりました

よくマフィア映画で、穴を掘らされるシーンがあります

自分の墓を自分で掘っているのですが、当時のわたしがそれです

「身体を壊して働けなくなった時のために、今死ぬほど働いて稼ぐ」

それなら体を壊すほど働くことをやめればいいのに考えますが

親の死に目に会えないほど働くのが美学と考える人には通じません

私はそんな生き方したくない！と腹の底から叫んでしました

思考が停止する日

睡眠時間を奪われて体力が消耗しきると人間どうなるか

余計なエネルギーを使うなと脳から指令がでます

決して抗うことができない自己防衛反応です

考えることをやめます

なぜこんなに働いているのか

なんのために働いているのか

この会社にいる理由はあるのか

ほかの選択肢を考えることが無くなります

そう完全社畜の完成

手助けが必要

思考が停止してしまい完全社畜になってしまうと自分で抜けだすことは困難です

人の手が必要になります

もしくは病院送り（これは避けたい）

私より先に脱出した人は、社長から夜電話がかかってきて、ずーっと説教をされたそうです

ソファーに座って電話をしていたのですが、夜遅くなり奥さんが先に寝ようと部屋を出たのですが、朝起きてリビングに行くと、昨晩と同じ格好でまだ電話をしていたそうです

それを見て“会社辞めればいいのに”と奥さんからの一言で辞める決意をしたそうです

その人は体調にも異変が起きていて、CEOを見ると視界がキュ～っと小さくなったと言っていました

かなり限界がきていたようです

まとめ

ブラック企業の特徴

長い会議　長い説教　無駄な移動　無駄な作業　イベント強制参加

完全社畜育成方法

• 仕事時間を奪う
• 土日を奪う
• 睡眠時間を奪う
• 思考を停止させる
• 完全社畜の出来上がり

思い起こせば

ここで勘のいいひとは気付いたのでは？

最初の第一印象

転職してからの初出社での印象

• 時間にルーズ
• 生産性が低い
• 薄気味悪い
• 決断しない
• 長い会議

思考が停止していた

全員完全社畜だったのです

ブラック企業の辞め時

答えは『即効』なのですがそうはいかない

私が当時辞めると決めたチェックリストがこちら

　　↓

一度しかない人生こんなところで無駄にして！あほくさ～

辞めちゃえっい！

一番最後のチェックは大事ですね

仕事しながら転職活動ができなかったので、

辞めて3ヵ月で次の仕事が見つからない場合は、雇用保険が払われるので、とりあえず3ヵ月分の生活費があれば、すぐに辞められます

判断能力があるうちに止める必要がありました

何より考える時間がたっぷりとあるので、自分が何をしたいか改めて考えることができたのが大きいです

退職を伝えて無事だったか？

まあ～怒鳴り散らされるよね～

想定の範囲内

終わりの見えない苦痛を耐え続けるより、断然楽です

最終出勤日がまるでクリスマスかのように心待ちにしていました

一番いやだったのが『送別会』

ありがた迷惑なヤツです

こちらも大人なので、「終わり良ければ全てよし」と形だけの送別会をしてもらいました

怖くて言い出せないとう人へ

『退職代行』を使うのが流行っているらしいよ・・・

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